2012年01月27日
全豪オープン、フェデラーVSナダルの感想
テニス界の「クラッシック」ナダル対フェデラー、27度目の対戦はまたもナダルに軍配/全豪オープン男子11日目
テニスナビ 1月26日(木)23時30分配信
26日、準決勝でこの二人が当たってしまうのだけが残念なカードだ。ロジャー・フェデラー(30歳、スイス)はグランドスラム通算16勝で史上最多、テニス史上最強とさえ言われる偉大なプレーヤー。対するラファエル・ナダル(25歳、スイス)はグランドスラム通算10勝で、対フェデラーに17勝9敗の戦績を誇る「フェデラー・キラー」。同じ時代に生まれたことが奇跡とさえ言える両者の対決は、今回も激戦となった。
結果から言えば、6-7(5) 6-2 7-6(5) 6-4でナダルが勝利して、対フェデラー18勝目を挙げて決勝進出を果たしたのだが、大会前の状態では好調のフェデラーに対して、不安を抱えたナダルという構図だった。準々決勝でもデルポトロを一蹴してきたフェデラーに対して、トマーシュ・ベルディハ(26歳、チェコ)に苦戦を強いられたナダルという形であり、試合の序盤はその差が出た形にも見えた。
しかし、第1セットの終盤あたりから、ナダルの調子が目に見えて上がっていった。スタッツだけで言えば、フェデラーのアンフォーストエラーが63に対してナダルは34。この差が勝敗を分けたと分析してもいいのだろうが、フェデラーがウイナー級のボールを放っても、ナダルはそれに追いついてボールをコートに返してきた。結果としてフェデラーはより厳しいところへピンポイントで打たざるを得なくなり、記録としてのエラーが増えたと見るべきだろう。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120126-00000307-tennisnavi-spo
また負けた(´・ω・`)
フェデラーが負けることにもやっと慣れてきたが、グランドスラムでナダルに負けることにはまた特別なものがある。ブルーだ。
全豪オープン準決勝でフェデナダ対決。3年前に負けてフェデラーが涙したこの全豪。この二人だからこその試合前の雰囲気はすごかった。あと何回見られるか分からないこの対決を楽しみに観戦した。
相性が悪いことは百も承知だが、年末のATPファイナルでフェデラーが圧勝していたこと、最近の両者の調子からして、今回はフェデラーにも十分チャンスがあると思って応援していた。
1セット目の出だしのフェデラーは完璧な内容。サクっとキープし、ナダルのバックを攻めて幸先良くブレイク。
フェデラーのバックハンドストロークが良かったのと、ナダルのバックへしつこく打ち込む戦略が上手くいっていた。これはファイナルの時にも使っていて圧勝したパターン。
しかしこのまま行ってくれと思いつつも、ナダル相手だとこれがそうは続かないだろうという怖さもあった。
それが現実となりあっさりとブレイクバックされ結局タイブレークへ。嫌な流れだったが、このタイブレークを上手く取ったフェデラー。
1セット先制したら普通ならこれで圧倒的に優位なはずだけど、ナダル相手だとこれでやっと五分五分に思えるから恐ろしい。
2セット目もいきなりナダルをブレイクしたフェデラー。おー!これはイケル!そう思った途端。またあっさりブレイクバックされる。あーあかんてそれは。なんでそうなるのかテニスって不思議だ。
掴みかけた流れをこのブレイクで手放した感じになったフェデラー。花火の中断後のサービスゲームから分かりやすく崩れていく。
フェデラーが先行したにも関わらず2セット目はナダルが圧倒的に取った。
3セット目。この辺りだったかなあフェデが頻繁にネットへ出てナダルのパスで抜かれまくるようになったのは。普通なら決まっている球でもすごいリカバリーでありえないパスを打ってくるからなあナダルは。
それでもネットへ出まくるフェデラー。僕は毎回心臓が痛かったよ。たしかに実際は毎回毎回ナダルのパスが決まるわけではないしミスもある。だけどやっぱり緊張した場面になると攻めきる方がやはり難しそうだ。どうしても若干甘くなる。大事なポイントでは受けるナダルの方が有利に思えた。
苦しいながらもタイブレークに持ち込んだが、タイブレークは最初から6-1と一方的にナダルがポイントを取る。フェデラーは開き直ったのか最後4ポイント連取し意地を見せるが届かず。結局このセットもナダル。
4セット目。流れは完全にナダル優勢ムード。このセットはフェデラーがダウンザラインに早めに仕掛けようとしてフォアのネットミスが多かった印象。
ナダルのサービングフォーザマッチ。フェデラーのいいリターンが続きブレイクバックのチャンス。フェデラー連続攻撃でナダルを走らせ、決まったかと思ったが、ナダルが上げたロブがギリギリイン。フェデラーそれをグランドスマッシュしたがサイドに切れてアウト。ぼーぜん。あのロブが入っちゃうんだもんなあ・・・万事休す。最後はフェデラーの攻撃的なフォアがアウトしてゲームセット。
両者のスーパーショットはたくさん見れたし、フェデラーも最後まで意地見せてくれたし、フェデファンでなければ高レベルですごい面白い試合だったと思う。
ただなあやっぱ勝って欲しかったなあ。
僕は攻撃的でネットにも出て決めるフェデラーのスタイルは大好きなんだけど、ナダル相手だとそれはどうなのかって素人ながらに思った。逆にナダルを元気づけるだけではないかと。
ゆっくりラリーしてもどうにもならない最後は自分の形で勝負ってことなのかも知れないけど、序盤のようにナダルのバックに集めて勝負はできなくなったのだろうか。これで押し切ってATPファイナルは勝ってた印象だったのだが。
ナダルのフェデラーに対するバック攻めがよく言われるけど、最近はずいぶん対応できてると思うなあ。むしろフォアのミスが増えたり、大事な場面でファーストサービスが入らないから厳しいって印象。
いいサーブや攻撃的なストロークでナダルを崩す
↓
浅くなった球をハードヒットしてネットへ
↓
でもスーパーパッシングショットで抜かれる
↓
次からより厳しいところを狙うようになる
↓
フォアのミスがどんどん増える
このパターンはもう悪夢を見るようだわ。
にしてもナダル天敵すぎるなあ。
明日もジョコビッチVSマレーの好カードがあるけども、錦織負けて、フェデラー負けて、僕の全豪はもう終わった感じだ。
フェデラーももう過去のことだと次に向けて切り替えているようだし、僕も切り替えよう。
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