2012年08月23日
ウイニング・アグリー~久しぶりにこだわりを捨てた試合
僕はここ1年くらい、ショットにこだわってきた。
特にサーブ。
入れに行くだけのショボイサーブは打たない。
セカンドサーブも打ち切って攻撃的なサーブを打てるようにする。
体力がないこともあって、できるだけサーブだけでポイントを取れるようなスタイルを目指して練習してきた。
ビックサーバーは僕の憧れだ。
いろいろと試行錯誤してきたが、スピード、コース、回転とそれなりに自分で満足できる球質のサーブが打てるようにはなってた。コーチにはまだまだ注意されまくっていたけど、自分では目指す方向へ進んでいてこれでいいと感じていた。練習では。
が試合に出るとダブルフォルトを連発する。試合で使うにはまだ安定感が足りないかも。でもそこで打ち方を以前の打ち方に戻しただ入れるだけのサーブを打ったら、ずっと繰り返しだ。これからもずっと満足できるサーブを打てるようにならない気がして、練習通りに打ち切るようにしてきた。
それは良い方向にでることもあって、強気になれて自分のサーブで優勝を決めることもあった。その成功体験がまたこだわりを強くしていた。
ただ逆に自分がダブることで楽に勝てていたはずの試合が苦しくなったり負けたりも多かった。またそんな試合がここのところは続いていた。
ミックスのペアは嫁だし、男ダブのペアもそれほど泥臭く勝ちにこだわらない人だから、理解してくれていて自分も好きにプレイしてきたのだけど…
向かえた先週末の試合
ドロー決めの予選であっさり2連敗した(これは結果的に1位、2位になった強い2チームだったから仕方ないにせよ不甲斐ない)
その後の本戦1回戦も勝てそうな流れだったのに僕がダブルフォルトを連発して逆転を許す。そのあと追いつくが5-5(6ゲーム先取)の場面で僕のサーブがまわってきた。なんつー流れ。うまくできてるよな。試されているようだ。
入る気はしてなかったけど、それでもここのところの僕ならさっきと一緒で強気のサーブ打って勝負していただろう。ダブフォ連発で負けようとも。
が、この日は急に勝ちたくなった。
あまりにもペアに悪い気がしたのと、もう1試合プレイしたい気になったのだ。
そこで僕はずっと封印していた、ただ入れるだけのサーブを打つようにした。
一応スピン気味には打っているが、撫でるようなスイングで、ひょろひょろーと飛んでポーンと弾む。
意外にやらしい感じだったのか相手は勝手にミスってくれた。これをミスをしてくれるレベルで良かった。あっさりキープできて勝てた。久しぶりにこだわり捨ててカッコ悪く勝ちを拾いに行った。
醜く勝ったおかげで2回戦は優勝候補の一角であるペアと対戦できることに。勝ち負けはともかくこれは楽しめそうだと思った。
自分のサーブ力を試したいとか、肩透かし食らわせたら相手に悪いかなとか一瞬だけ思ったが、前の試合で変なこだわりを捨てていた僕はこの試合でも勝つためのサーブを打つようにした。
1周目のサーブでは最初にファーストでへろへろサーブを打ったときは変な空気になったが、それでも気にせず緩急を織り交ぜバックに集めることで楽にキープ。
先にブレイクしたのだけど、僕の2周目サーブではさすがに相手も対応してきてブレイクバックされた。
そして試合はもつれ、またもや5-5で僕にサーブが回ってきた(笑)キープしたら勝ち。落としたら負け。僕次第。分かりやすい。
今までにあまり勝ててない相手だったからどうしても勝ちたかったが、30-40になってしまう。しかもファーストが入らずにセカンドに。バレバレだったけどそれでもバック側へのゆる~いヘロヘロスピンを打った。コースは甘くフォアに回りこまれたが、ラッキーなネットミス。救われた。
40-40。ここでも同じバックへのサーブ。スライスで返してきたのを叩いてネットへ。返球が浮いてきた。これをドライブボレー!相手の返球はアウト。
ギリギリ勝ち切った。やはり勝てば嬉しいことは嬉しい。
負けに慣れ過ぎていて明らかにそれは良くなかったし。
でも満足はしていない。微妙な気分も残った。目先の試合を勝ちにいく事で何かを失ったような、振り出しに戻ってしまったような感覚。こんなこともう何回経験してるんだと。昔市民大会でひたすらしょぼ球で繋いで勝ち進んだことがあったけど、ショーモナイからもうやめようって決めただろと。
スクールレベルでは小手先でも何とかなることはあるけど、いつか突き抜ける為にはこれではダメだと思う。
何のためのテニスかって話にもなるけど、僕らはプロではないし、勝ちがすべてではない。究極的にはテニスは自己満足でいいはず。自分のやりたいスタイルを目指してテニスをするべきだと思う。
勝てればなんでもいいという人もいるが、やはり自分の理想とするテニスへのコダワリは捨てたくない。
今、特定の大会で優勝したいという目標が無い僕にとっては、その理想実現へ成長していく過程自体がテニスをする目的なのかなって思う。
特にサーブ。
入れに行くだけのショボイサーブは打たない。
セカンドサーブも打ち切って攻撃的なサーブを打てるようにする。
体力がないこともあって、できるだけサーブだけでポイントを取れるようなスタイルを目指して練習してきた。
ビックサーバーは僕の憧れだ。
いろいろと試行錯誤してきたが、スピード、コース、回転とそれなりに自分で満足できる球質のサーブが打てるようにはなってた。コーチにはまだまだ注意されまくっていたけど、自分では目指す方向へ進んでいてこれでいいと感じていた。練習では。
が試合に出るとダブルフォルトを連発する。試合で使うにはまだ安定感が足りないかも。でもそこで打ち方を以前の打ち方に戻しただ入れるだけのサーブを打ったら、ずっと繰り返しだ。これからもずっと満足できるサーブを打てるようにならない気がして、練習通りに打ち切るようにしてきた。
それは良い方向にでることもあって、強気になれて自分のサーブで優勝を決めることもあった。その成功体験がまたこだわりを強くしていた。
ただ逆に自分がダブることで楽に勝てていたはずの試合が苦しくなったり負けたりも多かった。またそんな試合がここのところは続いていた。
ミックスのペアは嫁だし、男ダブのペアもそれほど泥臭く勝ちにこだわらない人だから、理解してくれていて自分も好きにプレイしてきたのだけど…
向かえた先週末の試合
ドロー決めの予選であっさり2連敗した(これは結果的に1位、2位になった強い2チームだったから仕方ないにせよ不甲斐ない)
その後の本戦1回戦も勝てそうな流れだったのに僕がダブルフォルトを連発して逆転を許す。そのあと追いつくが5-5(6ゲーム先取)の場面で僕のサーブがまわってきた。なんつー流れ。うまくできてるよな。試されているようだ。
入る気はしてなかったけど、それでもここのところの僕ならさっきと一緒で強気のサーブ打って勝負していただろう。ダブフォ連発で負けようとも。
が、この日は急に勝ちたくなった。
あまりにもペアに悪い気がしたのと、もう1試合プレイしたい気になったのだ。
そこで僕はずっと封印していた、ただ入れるだけのサーブを打つようにした。
一応スピン気味には打っているが、撫でるようなスイングで、ひょろひょろーと飛んでポーンと弾む。
意外にやらしい感じだったのか相手は勝手にミスってくれた。これをミスをしてくれるレベルで良かった。あっさりキープできて勝てた。久しぶりにこだわり捨ててカッコ悪く勝ちを拾いに行った。
醜く勝ったおかげで2回戦は優勝候補の一角であるペアと対戦できることに。勝ち負けはともかくこれは楽しめそうだと思った。
自分のサーブ力を試したいとか、肩透かし食らわせたら相手に悪いかなとか一瞬だけ思ったが、前の試合で変なこだわりを捨てていた僕はこの試合でも勝つためのサーブを打つようにした。
1周目のサーブでは最初にファーストでへろへろサーブを打ったときは変な空気になったが、それでも気にせず緩急を織り交ぜバックに集めることで楽にキープ。
先にブレイクしたのだけど、僕の2周目サーブではさすがに相手も対応してきてブレイクバックされた。
そして試合はもつれ、またもや5-5で僕にサーブが回ってきた(笑)キープしたら勝ち。落としたら負け。僕次第。分かりやすい。
今までにあまり勝ててない相手だったからどうしても勝ちたかったが、30-40になってしまう。しかもファーストが入らずにセカンドに。バレバレだったけどそれでもバック側へのゆる~いヘロヘロスピンを打った。コースは甘くフォアに回りこまれたが、ラッキーなネットミス。救われた。
40-40。ここでも同じバックへのサーブ。スライスで返してきたのを叩いてネットへ。返球が浮いてきた。これをドライブボレー!相手の返球はアウト。
ギリギリ勝ち切った。やはり勝てば嬉しいことは嬉しい。
負けに慣れ過ぎていて明らかにそれは良くなかったし。
でも満足はしていない。微妙な気分も残った。目先の試合を勝ちにいく事で何かを失ったような、振り出しに戻ってしまったような感覚。こんなこともう何回経験してるんだと。昔市民大会でひたすらしょぼ球で繋いで勝ち進んだことがあったけど、ショーモナイからもうやめようって決めただろと。
スクールレベルでは小手先でも何とかなることはあるけど、いつか突き抜ける為にはこれではダメだと思う。
何のためのテニスかって話にもなるけど、僕らはプロではないし、勝ちがすべてではない。究極的にはテニスは自己満足でいいはず。自分のやりたいスタイルを目指してテニスをするべきだと思う。
勝てればなんでもいいという人もいるが、やはり自分の理想とするテニスへのコダワリは捨てたくない。
今、特定の大会で優勝したいという目標が無い僕にとっては、その理想実現へ成長していく過程自体がテニスをする目的なのかなって思う。
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